
ツイッターのアカウントの大量凍結が話題になっているようです。
システムや構造のウラをかくようなビジネスモデルはネット、リアルを問わず長続きしません。
それは科学でもシステムでもない。
ビジネスの本質ではありません。
システムや仕組みののウラをかくようなギミック重視のビジネスモデルはシステムの環境が変わると簡単に崩れてしまうという危うさがあります。
ネットビジネスには往々にしてリアルビジネスでは考えられないようなギミック性の高い手法で勝負しようというネットビジネスモデル(この場合は情報商材と解釈します)が見受けられます。もちろん事業の命題に律し、商いの本質まできちんと捉えた素晴らしいネットビジネスモデル(情報商材)もあります。
こんばんは、蒼井です。
副業も当然事業でありビジネスと捉えるのであれば、事業の基本命題はゴーイングコンサーン、永続です。永続を目指す事業でなければそれはビジネスとは言えません。少なくとも私はそう思います。(そのためにはもちろん変化する環境やお客さまが必要とするニーズの変化には常に対応することが必要です。それは巨大なインフラシステムとの凍結とその改善策といういたちごっこではありません。)
ネットビジネスモデル(情報商材)には短絡的な現象対応ビジネスモデルが溢れかえっています。
だからこそネットビジネスモデル(情報商材)の見極めには、利益の生まれる理屈=本質まで捉える姿勢が必要です。
利益の生まれる理屈、本質までさかのぼって捉え、自分のコトバで語れるまで噛み砕いて理解できたネットビジネスモデル(情報商材)は、具体的なやり方、方法が少々違っても大きくぶれることはありません。むしろ自分なりの経験や解釈が味付けとして加わるので、そのビジネスモデルにオリジナリティー、独自性を出すことができます。その結果、後発組でもありながら先発組とは違う、差別化されたアプローチが可能になります。
わかりやすく別の角度からご説明しましょう。
例えば、以下の2つのケース
1.朝起きて空をみて、すぐに傘を渡された。
2.朝起きて空を見て、《空の様子から雨が降りそうだという解釈をして》傘を渡された。
この二つの違いがわかりますか?
1の場合は、空を見て、なんの理由もわからずに傘を渡された。《雨がふりそうだからという理解もなしに、傘を渡された》ので、傘を持つ理由がわかっていない。電車の中やカフェで忘れて帰るのが落ちでしょう。
2の場合は、空を見て、《雨が降りそうだという解釈をしたうえで、傘を渡された》 傘をもつという目的をはっきりと理解しているので置き忘れたりすることはまずないでしょう。
また、雨が降るからという理由を理解しているので、雨さえしのげれば手段はなにも傘とは限りません。タクシーでの移動やレインコートを着るという傘以外の《応用方法》も思いつきます。
これは空という現象に対して雨が降りそうだという解釈・理解をした上での打ち手=傘であり、そしてその応用手段=レインコート、タクシーもある。という“現象の理解に対しての理解の上での手段”という流れです。
空→雨がふりそうだ→だから傘、あるいはレインコート、タクシーを使おう
現象→理解・解釈→手段・解決策
空という現象に対してその意味合いの解釈なしに→傘という手段・解決策直結だと、カッパやタクシーといった応用は浮かびません。本質を理解していない=応用が効かないので、傘を忘れるとずぶぬれになるしかありません。
理解や解釈がない場合、応用が効きません。
かたや、空という現象に対して→雨がふりそうだ=雨をしのぐことが必要だという理解・解釈をしていれば→傘を使う、あるいはレインコートやタクシーを使うことができます。
(これはあくまでもイメージの例えとして捉えてください。雨がふればタクシーを拾うくらい誰でも思いつくのですが、空という現象をみて、雨が降るという意味合いの解釈をしなかった場合と、した場合の違いを例えているものです。)
ではこれをネットビジネスモデル(情報商材)のケースに当てはめて考えてみます。
空→傘というタイプだと、その手段が例えばスパムと解釈され《凍結される》と、終わりです。他に応用が効きません。
ネットビジネスモデル(情報商材)→そのモデルの利益の上がる仕組みに対して本質的な理解・解釈があれば、打ち手・手段はいろいろと選べる=応用が効くわけです。
そのネットビジネスモデル(情報商材)はなぜ利益を上げることができるのか。その利益が生まれる理屈(プロフィットゾーン)までしっかり理解し、腹に落として(自分のコトバで説明できるようにして)おけば、間違ったビジネスモデル(情報商材)の選択をすることはありません。
さらに利益の理屈を本質的に理解しておけば、その本質的な軸さえぶれなければ応用が効きます。自分の経験や独自の視点を加えることで、そのネットビジネスモデルはあなた独自の色や香り、他とは違う価値を帯びてきます。後発参入でも差別化が可能です。
これが本質的なアプローチと短絡的な現象対応の違いです。
空→雨→傘というステップは本業(リアルビジネス)でも活用できます。
例えば、脳細胞まで筋肉でできてそうな営業部長が良く言う
「売り上げが下がっているから、訪問件数を増やせ!」
というのが短絡的な現象対応アプローチです。
売り上げが下がったという現象に対して、訪問件数を上げよという施策にすぐ繋げてしまう。リアルなビジネスの現場でも、大変よくある話です。
売り上げが下がったという現象の本質的な理由は何か。を考えることが必要です。
お客さまの好みの変化が起きている。
競合が同じレベルでとても安い商品やサービス、売り方をはじめた。
商品や売り方の問題ではなく、少子化の影響でそもそもお客さまの数が減ってきた。
など、単なる訪問件数が減っているという営業の努力以外にもたくさんの問題点があげられる可能性があります。
売り上げが下がったという現象に対して、本質的な理解と解釈までさかのぼるアプローチをすれば、解決策は、現象に対する短絡的な手段=訪問件数をあげることではなく、その商品は捨てて、新たな商品を開発する、という結論になるかもしれません。
これが本質的なアプローチと(良くありがちな短絡的な)現象対応の違いです。
ネットビジネスモデル(情報商材)の選択時のクリティカル(厳しく、批判的)な眼を担保する手段としてぜひ意識してください。
空→雨→傘というロジックは、副業だけでなくリアルな本業、社内での様々な場合で使えます。ぜひ副業で活用し、本業でもあなたの価値アップにご活用ください。
最後まで読んでいただいたあなたのセンスは、きっといかしています。
ありがとうございます。