
会社をやめずに起業ができるか?
多くの方がそう思われるはずです。
パラレルキャリア、週末起業という、サラリーマンの副業方法があります。
実際に私も週末起業フォーラムという藤井孝一さん(『週末起業』『会社をやめずに起業する完全マニュアル』著)が主催するフォーラムに所属していました。“会社を辞めずに小資本で起業する”というコンセプトのもと、参加者の成功事例の紹介や、身の丈大の起業ネタ探し、メールマガジンの発行Webサイト作成など具体的な手法を学びました。その手法は今でも全く色あせていません。サラリーマンの副業として本質的な王道手法だと思います。
しかし、当時何も起こさなかった最大の理由は「時間がない」という口実的な言い訳でした。
毎晩10時過ぎ、久米宏のニュースステーションが始まる頃に帰宅し、発泡酒をプシュッ!と開けて晩ご飯をいただくと、『さあ、これから一踏ん張り』なんて気は全く起こりません。お風呂に入ってボーとして気付いたら朝。「結局何もやらなかった」という自己嫌悪感がいっぱいの寝起きを毎朝迎えていました。
確かに自分がもっているノウハウを、全く違う土俵にもっていくと新しい価値を見いだしていただけるお客さまはいるだろう。
でも
給料は安いけど何とかなってるし・・・
何も今やらなくても切羽詰まってないし・・・
やり方は知ったからいつでもやろうと思えばできる・・・
とにかく忙しいからそんなのできるわけがない
フォーラムに属している間、いろいろな成功事例や具体的な方法を入手しました。しかし結局何もことを起こさずに、終わりました。
今振り返って考えると、とても良くわかります。当時足りなかったものは2つです。
1.もりもりお腹のそこから沸き起こる使命感(動機)
2. その動機をカタチにする具体的な実行計画(スケジュール)
1の使命感、今私を突き動かしている動機については、本ブログで改めて詳しく後ほどお話したいと思います。
2の実行計画については、実際自分が実務で行なっている段取りをそのまま応用すれば可能です。お得意先に事業計画や実行計画を提案するのとなんら変わりはありません。副業だからそこまで計画性をもたなくてもいい。という甘いスタンスでは事はいつまでたっても始まりません。
しかしながら何も綿密な事業計画書をつくる必要はありません。
まずはペラ1枚の簡単なスケジュールをつくる事。
表の左側にやるべき事を並べて、表の右側にスケジュールを入れていくもの。
(プロジェクトマネージメントではガントチャートと言います)
まずは何をいつまでにやるかというスケジュールをつくって、具体的な目標を落とし込む事。
大味でいいのでざっくりとつくってしまう。
とにかく荒削りでも良いのでスケジュールができて目標を落とし込んでいくと、車輪がごろりと音をたてて動き始めます。
↓↓↓私がつくったスケジュールです。
スケジュールを整理していく事で、足りなかったもの、補うべき項目、達成すべき目標などがはっきりしてきます。
現状何より大切なのは本業です。本業をおろそかにしての副業はおすすめできません。
しかしながら、いざという時のスペアタイヤ、自分のライフワーク・ビジネスとして、自分の裁量が可能な事業をもつこと。会社をやめずに企業する事は自分の身を守るための手段です。
P.S.
このスケジュール表はテンプレートとしてご希望の方にはお分けいたします。近々メールマガジンも発行する予定ですので、メールマガジンでもさらに私が使用している具体的なテンプレートやフレームワークをお届けする予定です