ブランディング

真木よう子の資生堂アネッサCMを素材に、オリジナルコンテンツを作るコツを伝授します。

どうも、蒼井です。

コンテンツ、好調に発射してますか?
今日は”自分ビジネス”の3つの肝、オリジナルコンテンツの作り方について、
真木よう子のアネッサのCMを素材にお話しますね。

 

オリジナルコンテンツ作りにお悩みの方は
プリントアウトして、常に持ち歩いて是非是非、マスターしてください。
それぐらい凝縮されたエッセン素敵なコツをお届けします。

 

ポイント、3点お届けしますね。
きっと新しい切り口のヒントになります。

 

結局ですね、オリジナルな視点や切り口、
ユニークな解釈で起こってるものごと(現象)を解釈できれば、
それでオリジナルコンテンツになります。

 

オリジナルコンテンツのユニーク性(笑えるという意味じゃなくって独自性という意味)に
読者=ファンがつきます。
こいつの思考回路、いったいどうなってるのか?
こんな解釈、みたことないわ・・・・・

そんな感じで(コアな)ファンが増えていきます。
ファンがつけば、自分ビジネスはものすごく楽に進めることが、できる。
わけさ!

ファンは、濃いファンで良い。
ROMオンリー、理解力不足は特に引っ張り上げる必要は、ない。
それが必然的にターゲットの絞り込みにも、なります。

良質な読者だけに、絞れるわけです。

 

ではでは、早速参りましょう。

まず、このCMをご覧ください。
リンク先はYouTubeです。

真木よう子の汗まみれ資生堂アネッサCM

 

 

”汗は、女の武器になる。”

いいですね。
ほんと、そう思います。

汗をかく女性。
なんか、いい感じ。
汗に首筋やデコルテに流れる汗に
何とも形容詞がたい女性の色気を感じることもあると思われますあなたも男なら、きっと。

今日はこのCM、
資生堂アネッサのCM、
汗まみれの真木よう子をオカズ(教材)に
オリジナルコンテンツ作成の
3つの方法を、お話します。

それでは、いきますね。

まず、ひとつ目。

”汗は、女の武器になる。”

まずこのキュアッチコピー。
刺さりますね。

汗ってどちらかと言えば臭いが気になる、
汗染みが気になる、お化粧が崩れる、ベタベタして気持ち悪い、不潔に思われてしまう
・・・・・などなど、
できればかきたくない、消したいなど、
今までだとそんなネガティブなものだった、はずです。

8×4なんかそうでしょ?
臭いや発汗を押さえるものもたくさん商品化されています。

そんなマイナスイメージへの汗を、女の武器にするという
逆説的アプローチ。

これは動物的な本能、右脳にダイレクト。
海馬と扁桃体の間の柔らかい部分に差し込まれた感じ。
(海馬と扁桃体がどこにあるのかは知りませんが、なんか脳に直撃された感じを伝えたくて。)

”汗を、武器にするオンナ。”

それは生理的にも歴史的にもきわめて正しい(きっと)。

 

昔々、ヨーロッパの中世の貴族たちは舞踏会の前にで
脇の下に湿らせたハンカチをしたためた。
踊る際に、そのハンカチを胸のポケットに差し込み、
その芳醇な香りで、女性の根っこの本能を引き出させた。

中世のナンパの小技。
フェロモン発射。

その名残が男の胸のポケットチーフ。
(ではないかと言うのは蒼井の勝手な想像ですが)

汗にはそんな媚薬的パワーもあるわけです。

 

時を経て、
異国の地、日本で真木よう子を媒介によみがえる
このアプローチ。

なんか、素敵なことだとおもいませんか???

 

ニベアで吉瀬美智子が出してきすべすべ肌がオモテ=理性訴求型なら、
この汗まみれ真木よう子は、ウラ=本能刺激型。

う~ん、これは広告屋としてもヤラレタ感があります。

ハッ!とくる逆説に、キレがある。
グッ!とくるそのロジックに、コクがある。
パッ!目覚めるビジュアルに、ドクがある。

ここまでのこの真木よう子のCMから得られるオリジナルコンテンツのコツは、

【真逆のアプローチ】

です。

ふつうに考えていること。みんなが当たり前だと思ってるところの真逆を
訴える。

常識を疑う。
常識とは、真逆を考えてみる。
視点が真逆で、即、オリジナルコンテンツに、なる。

これって比較的簡単。

主張とは、反論が予想されてても
勇気をもって発信するということな訳です。

作家の鈴木光司氏も言ってます。

作家鈴木光司さん曰く

”表現する事は勇気を持つ事。
花は美しいというと「美しくない花もある」という人が出てくる。
そのクレームを想定し「美しい花もあるが美しくない花もある」と書く。
それはもはや言う必要のない文となる。
全ての人が納得する文では表現にならない。
勇気が必要なんだ。”

セクシーでしょ?

勇気を持って、逆説を語ってみること。
これが主張のあるコンテンツになります。

主張がなければ、共感者もファンもできません。
たとえその逆説が賛同者の少ないものであったとしても、

クレームを予想して無難に、
「オンナの汗はいい汗もあるけど、イヤな汗もある。」
それは真理で正しいかもしれないけど、ただそれだけ。
主張では、ない。
鈴木さんの言葉を借りると、文章にすら、ならない。
すべての人がなっとくする文では、文章には、ならない。

主張を出すには時に、真逆のことを言ってみるのは鉄則なんですわ。

まず一つ目 逆説を入れてみること。

この辺りは不良の文章講座も参考になりますわ。

 

 

続いて参りましょう。 二つ目。

”オリジナルコンテンツは自分独自のフィルター=解釈力=を介して作られる。”
ということをこのCMを元に説明してみますね。

 

もう一度、唱えてみましょう。

「汗は、女の武器になる。」

資生堂アネッサは、そのまま(オンナの白い柔肌に塗る前)では資生堂アネッサの、まんま。
だけど、これから汗ばむ女の肌に塗って、
運動して汗をかく。
アネッサにその女性の汗などの分泌成分、体温などいろんなものが混じり合って
化学反応的な変化を起こして、
その女性独自の物質=フェロモンになる。

アネッサがどんな効能を発揮するのかよく知らないけど、
「汗は、女の武器になる。」と唄っている以上、
きっと女性のカラダから分泌される成分と混じり合って、
男をチョーハツするフェロモン系の香りを発する媚薬的な機能を持っている。
そんなモンだと、予想されます(たぶんきっと絶対)。

そうでなきゃ、このコピー(キャッチフレーズ)は偽りになっちゃうでしょ?

 

女のカラダは
アネッサという外部のネタを取り込んで
自分の躰の成分や体温で熟成させて
その人だけの芳醇な香りにして発信する。

これって、まさしくオリジナルコンテンツをつくる行程と
同じなわけです。

外部からインプットした情報=資生堂アネッサ=を
自分自身のフィルター=分泌液や体温=を通じて、咀嚼して解釈=醸成させて=して、
自分の言葉=その女性だけの媚薬的フェロモン=として、発信していく。

オリジナルコンテンツは、
こんな感じで、
外部で触れた情報、
外から引っ張ってきた情報を、
自分の中で咀嚼して、自分の言葉で吐き出す。
これで、いくらでもできるわけです。

資生堂アネッサでなければ、
例えばロクシタンのローズなら、
これまたすばらしくそそる香りになる。
そしてその香りは、女性によって異なるはずです。

私はロクシタンのローズの香りのほうが、ダンゼン大好き。
これが汗と体温と混ざると、なんとも言えないその人独自の良い香りになる。

 

外から触れる情報を取り込んで、
オリジナルに醸成させて発信する。

オリジナルコンテンツは、
女性がアネッサやロクシタンなんかを取り込んで、
それぞれの躰の特徴をもって醸成させて発信するフェロモンみたいなものです。

 

この例え、何となくわかります?

外からインプットして
独自のフィルターで解釈して
自分の言葉で発信する。

オリジナルコンテンツは、つまりはそんな感じでいくつでも作ることができるわけです。

 

 

 

三つ目。

オリジナルコンテンツのネタは、日々どこにでも転がっています。

この意味、今までの文章をお読みいただいた方には既に
お判りいただいてるとおもいます。

例えば、今日のこのコンテンツ、
GW中に普段は見ない時間帯のテレビで、
たまたま見た汗まみれの真木よう子。
たった15秒のCMから、ビジネスに役立つネタに
ズルズルズルズルズル~っと、
芋づる式にコンテンツが広がったわけです。

”アイデアは記憶の複合体である。”

TV番組プロデューサーのおちまさと氏は、いみじくも言ってます。

いろいろ過去に頭ん中にインプットしたものが記憶となって、
汗まみれの真木よう子がトリガー(引き金)、きっかけになって、
ビジネスにつながのロジックを説明できるわけです。

そこまで、広げるとユニークさ溢れる、オリジナルコンテンツに、なる。

 

汗まみれの真木よう子をネタに、
ここまでコンテンツを広げることができるわけです。

これが、オリジナルコンテンツということなのです。

世の中広しといえども、
汗まみれの真木よう子から、オリジナルコンテンツ作りを指南するのは
蒼井ぐらいだと、自負してます。

 

今日の読者のみなさまは絶対にラッキーですね。
こんなノウハウを学べて。
自信を持って、そう言えます。

オリジナルコンテンツを生み出す。
そのためには、

”とにかく引き出しを多くしておくこと。”

出会った出来事と、過去の記憶を、
シナプスで結びつくようにビビッと、つなげる。
つながる。

そう、自然につながる。

そんな風に心がけてると、自然に、ズルズルっと、
いろんなものが、つながっていきます。

はい、オリジナルコンテンツの一丁あがり!
そんな感じです。
ただそんだけのもんです。

 

 

オリジナルコンテンツは、そんな些細なところで、生まれるわけです。

まとめますね。

 

この汗まみれ真木よう子からインスパイアされた、
オリジナルコンテンツを作る3つの方法は、

1.逆説のインパクト。常識とは真逆を主張する。
 これはnot readの壁を越えます。ハッとする逆説は、読むきっかけを与えます。

2.オリジナルコンテンツは、自分のフィルターを通して醸成させて、
 自分のコトバで発信する。

3.何気ない些細な出来事からでも、オリジナルコンテンツは作ることができる。
 そのためには引き出しの、多さが勝負。常に、意識しておくこと。
 アイデアは記憶の複合体。

 

そんな感じでしょうか。

ちょっと長くなりましたが、
“蒼井流”オリジナルコンテンツ講座でした。

じっくり読み返していただいて
オリジナルコンテンツ作りにお役立てください。

 

ではでは、蒼井でした。

温泉旅館の女将さんから聞いた不思議な話  

先日、月に一度のコンサルティングで入っている老舗温泉旅館の女将さんと、
その旅館の若手スタッフから聞いた話です。
朝から夕方まで丸1日のコンサルティングの楽しみ、
旅館の昼食をいただきながらのたわいもない話です。

こんにちは、蒼井です。

私がコンサルティングに入っている旅館のある温泉街は
中国地方の山間の、決して大きくはない温泉街です。
大小50弱の旅館があります。

温泉観光地は、際立った特徴がない限り、
一般のお客さまから名指しで目指して行くことは、まずありえません。
ここもご多分に漏れない、そんなどこにでもある、温泉街です。
強いて言えば、川辺に整備された露天風呂がある。
その程度のものです。

その温泉の源泉は1箇所です。
1箇所で汲みあげた温泉のお湯を
すべての旅館にパイプラインで配湯しているそうです。
(アルカリ性が強いのが特徴とのこと)

だからこの温泉街であれば、
どこの旅館のお風呂に入っても
泉質はすべて同じなわけです。
同じお湯です。

ところが、女将さんと若手のスタッフが口を揃えて言うには、
「〇〇旅館のお風呂に入ると肌がツルンツルンになるわ」
「☐☐旅館は、そこまでつるつるにならない。ちょっとキツイ感じ!」
「☓☓は特に、ふろ上がりのカラダの火照りが続くのが長いわ」
 など、”旅館によってお湯違う”ということをしきりに語るのです。

人が異なれば、
当然感じ方は違います。
しかし、
この場合は人は同一だけど、
入る旅館のお風呂ごとにお湯が違うというのです。

唯一、温泉街にある1箇所の源泉から組みあげた同じお湯なので
度の旅館も泉質は当然、同じです。
旅館によって特にアルカリ性を高めたり、
湧水を足したり、
ハーブなどを浸したりしている訳ではありません。
距離が離れることで、若干温度は下がるかもしれません。
でも、その程度です。

なのに、旅館によってお湯に明らかな違い、特徴が出ている。

異なる源泉を持つ旅館が点在し、
異なる泉質のお風呂を巡ることを、
商品価値として強みにしている温泉街もあります。
そんな温泉街であれば旅館によってお湯は違って当然です。
むしろはっきりと、違わなければならない。

でも、この温泉街の源泉は1箇所なので
旅館によってお湯が変わることは、ない。
当然、お湯自体になにも手を加えていない。
でも、旅館ごとに入ると感じる質感が違う。

なぜそうなるのか?

ある程度ビジネス感覚のある方にとって、
この答えは極めて簡単です。

温泉、特に旅館のお風呂に入るという行為には、
前後のストーリー(コンテキスト・文脈)が潤沢にあります。

旅館についた時の門構えの印象、
フロントの受付の着物の女性の笑顔や、
部屋に案内してくれる仲居さんとの他愛もない話。
そして老舗の定番作法、女将さんが各部屋をまわってのあいさつ、
さらに旅館のもっている伝統や歴史、風格など・・・・・

旅館によってそれぞれ、まったく異なるストーリー、コンテンツを持っています。

泉質はまったく同じでも、
この、”お湯に至るストーリー(コンテキスト・文脈)”が、泉質の体感を変えているのです。

ストーリー=コンテキスト(文脈)が、温泉の泉質を変えてしまうということです。

このことは私たちがネットビジネスを行う上で
とても貴重な二つの視点を与えてくれます。

ひとつ目は、
成功しているセースルシートやメールマガジン、ブログのコンテンツを
単にまねても同じだけの効果は期待できない。ということ。

二つ目はその反面
レベルが同じ(あるいはレベルの差があったとしても)、
コンテキスト(文脈)すなわち、物語、ストーリーをきっちり描くことで
まったく別物レベルの大きな価値をつけることができる可能性がある。ということ。

前者は、ネットビジネスを学ぶ姿勢に役立ちます
後者は、ネットビジネスにおける自分のブランディング形成に資する貴重なヒントを与えてくれます。

ひとつ目からお話ししましょう。

例えば、
レスポンスが高くて、お客さまの信頼が獲得できるセールスレターや
ブログのコンテンツをテンプレートに沿って“単にマネるだけ”ではダメです。
(極めて、とても当り前なのですが)

一度自分の腹の中に入れて、
消化されて自分のカラダの一部になったと思うくらい、
それから自分のコトバやフレーズとして書き出すことで、
(たとえそれがたどたどしい文章であっても)
あなただけの香り(というよりむしろ匂い)を放つメッセージになります。

あなた独自の匂いに
読む人は納得し、
心を揺さぶられるわけです。

お腹の中で消化しないうちに、
“単なるマネ”、コトバじりを変えたり、
前後の行を入れ替えたり、
表面的なレトリック(ライティングテクニック)をちりばめても、
読む人には、刺さりません。

文章のテクニックを磨くよりも前に、
自分のお腹の中に落とし込んでから、
自分のコトバとして出す(自分の匂いを醸し出す)という流れをつくることに
チカラを注いでください。

その際に、“いつも読む方のために”という視点があれば、
小手先のテクニックで即席的なブログなんかには、絶対負けない文章になります。

それができた上で、様々なレトリック(ライティング技術)を学べば
効果は加速度的に高まります。

同じものでも、
それを提供する旅館によって変わってくる。

女子に人気の老舗旅館で使っているお湯と
同じ源泉のお湯を使っているからといって、
ただ単に温泉にお湯を張っているだけの旅館のお風呂では、
お客さまの心を動かすことはできないということです。

二つ目の要諦は
同じものでも、コンテキスト(文脈)、ストーリーを描くことで、
大きく価値が変えられる。
ということです。

例えばスーパーで売っているきゅうりを例にとりましょう。
多少の差こそあれ、キューリの味が大きく変わることはありません。

そのきゅうりを大切につくった
農家のおばちゃんの顔や想いが情報として入ると
ただのきゅうりも味が変わります。

先代が苦労して開墾した畑に、
農薬を使わないでおいしいきゅうりを作って、
都会の人に食べてもらいたい。
そんな先代の想いを今もおばあちゃんは引き継いで作っている・・・・・
その思いをPOP(店頭広告)やシールに描いて伝える。

トレーサビリティ(産地表示)に敏感な方は、
それが大きな価値ですし、
どっちでも大差はないや、たかがきゅうりだぜと、
おつかいを頼まれたお父さんも
そんなストーリーに心を動かされます。
その“おばあちゃんのきゅうり”の選択理由がはっきりし、
ブランド価値をあげることができるのです。

映画にもなった「奇跡のリンゴ」も同じです。
リンゴの下には太いコンテキスト(文脈)が宿っています。

子どものころ、
茶碗に一粒でもご飯粒を残したら、
「一粒のお米を作るのに1年かかる」と良く親父に言われました。
子どもの小さな胸の中で、
ご飯粒は、苦労の結晶に変わるわけです。
(私は今でもご飯粒は一粒も残しません。)

そうやってモノの価値を高め、
選ぶ理由を与える。
なおかつ販売価格までもあげて高い利益をあげている商品は
枚挙にいとまがありません。

誰でも名前だけは良く知っている“あの商品”にも
このテクニックが消費者のレーダーの下を潜るように
当たり前に巧妙に忍ばされています。

このようにコンテキスト(文脈)=ストーリーを描くことは、
同じレベルであれば選択する理由を提供するし、
商品の売価までもコントロールすることが可能なのです。

温泉のお湯という物理的には同一の液体でも、
その前後のコンテキスト(文脈)を描くことで、
その違いや価値を大きく変えることができる。

一箇所からくみ上げてどこも同じお湯が配湯される温泉街で、
旅館で異なるお湯の秘密、
この答えはまだ女将さんにはお話ししていません。

私たちがネットビジネスの視点で応用できることは、
こんな女将さんと、昼下がりのたわいもない話から紡ぎだすこともできるのです。

そんな視点で物事を見ることをすると、
新たな気付きや、ブログネタが簡単に見つかります。

最後まで読んでいただいた方は きっといかしたセンスをお持ちです。
ありがとうございました。

実績を不問にする、“実績なし後発参入者の戦い方”  2つの戦略  その2

 

前回のブログに引き続き、A銀行の新規出店戦略をモデルケースに、

知名度ゼロ、信頼関係なしの、実績なし後発参入者の戦い方についてお話します。

 

おはようございます。蒼井です。

このブログも気合を入れて書いていたら昨日に続き明け方になってしまいました。

でも皆さんにお役に立てる掛け値なしの情報をお伝えしたいので全然苦になりません。

今回も張り切ってお伝えします。

 

前回は、自分の得意分野に戦う土俵を狭めて=新しい土俵=サブカテゴリーを創る。

そしてその新しい土俵=サブカテゴリーこそが、本当は重要なのだという空気を醸成する。

という戦略でした。

 

今日は2つ目の戦略。

私がA銀行の担当である後輩に伝えたのは、

「ストーリーを作り、魅力的に伝えることで差別化する」という戦略です。

土俵を変えずに、新しい技で勝負する。そんなイメージです。

 

銀行の提供するサービスは、金利や商品アイテムなどで大きな違いはありません。

どの銀行を選んでも大きな違いが見いだせない状態=コモディティ化しています。

これから新たに出店するA銀行の商品やサービスも、その地域に住まうお客さまにとって、

既にお取引のある”メインバンク“と大差はないでしょう。

となれば商品やサービス以外で違いを出すしかありません。

 

ではどうやってその違いを出すか。

 

その銀行の姿勢や歴史、人にまつわるストーリーを作る。

そのストーリーを魅力的に伝えることで差別化する。

 

チャートでは②経験価値の訴求という左上の象限になります。

スライド2

①   が土俵を変えることに対して

②   は土俵を変えずに新しい技をもって戦いに挑む姿勢です。

 

A銀行の場合であれば、

例えば“頭取の若い時の逸話、起点の効いた大胆な提案でお客さまの危機を救い、信用を築き上げた。

という事実があるとすれば、それをストーリー化し、お伝えることで、お客さまの心の中にA銀行のブランドを埋め込むのです。

頭取の苦労や過去のストーリー、人の魅力もって、信頼性を伝える。

ストーリー伝えることで、共感を得るという方法です。

(ストーリーは事実にこだわってください。ファクト・オリエンテッドです。)

 

人はお互いを知ることで距離を縮めることができます。

A銀行を人の魅力という視点から知っていただくことで、

お客さまの懐に入り込み、新参者という壁を破ります。

(この点については、相手(お客さま)との距離を一瞬で縮める方法  ~自己ブランディングの手法~ もご参考にしてください。)

 

他に応用が効きそうな例をいくつかあげましょう。

 

ストーリーで差別化した事例は、サントリーの伊右衛門茶。

緑茶市場はコモディティ化していて、消費者もお茶の味の違いを明確に認識できるわけではありません。

どこのお茶でも大差はない、どこで買ってもほぼ同じ、そんなマーケットです。

そんなマーケットで戦うために、伊右衛門茶は、

“京都福寿園という超老舗の茶匠が厳選した茶葉に、石挽茶葉を加える”といった、

製品開発のストーリーを全面に出す作戦を取りました。

パッケージも竹をイメージして、開発のストーリーから仕上げのパッケージ、

そしてCMまで徹底して一貫性を貫いています。

このストーリーの一貫性が、コモディティ化した緑茶の中で伊右衛門茶がひときわ大きく輝いて見える理由です。

 

カフェという成熟しきったマーケットに、「サードプレイス」という価値を提供することで大きく成長したスターバックス。

ここで質問です。

スターバックスで本当に売っているのは何だと想いますか。

少しだけ考えてみてください。

 

スターバックスで売っているのは、美味しいコーヒーでは、ありません。

家と仕事場以外に、ほっと寛げる3番目の場所、なんの干渉からも切り離された”サードプレイス“を売っているのです。

カフェ市場という成熟化しきった、差別化しにくいマーケットで、コーヒーを売りにするのではなく、ほっと出来る場所の提供という価値で差別化し、成功した事例です。

(補足になります。スターバックスのサードプレイスというコンセプトも、ターゲット、利用シーン、便益という3要素で構成されています。コンセプトを決める3つの質問もご参考にしてください。)

 

心臓に病気をもった娘のために始めた養蜂業。

ひとりの健康への想いをすべての人に届けるという価値を提供している山田養蜂場。

お客さまは山田養蜂場から蜂蜜やローヤルゼリーよりも、

難病の娘に対しての田舎の小さな養蜂家のひたむきな愛情、その愛情を多くの方に提供したいという

創業のストイーリーを買っているのです。

一度試供品を注文すると幾度と無く届くDMでそのストーリーが頭のなかに刷り込まれます。

(ダイレクトマーケティングの実践手法の生きた教材でもあります。)

 

また先日聞いた、ベンチャーキャピタルの投資家の方のお話です。

「文系でも簡単に使える統計分析システム」の開発にお金を出してほしいという提案を持ってきた若者。

彼の父はある百貨店でリストラにあいました。父がこのスキルを持っていれば、リストラされることもなかった。

それ以前に、その統計分析のスキルを使えば、百貨店が火の車になることもなかった。

大学で統計を学びながら、リストラされた父の顛末に涙が出たそうです。

 

文系の父でも使いこなせる統計分析ができればリストラを免れたはずだ。

だれでも使いこなせて経営を守る、そして人財を救える統計分析ツールをつくろう。

そして彼は「文系でも簡単に使える統計分析システム」の開発計画を立てたのです。

その開発に至るストーリーにぐらりと心を動かされた投資家は、一発で投資を決めたそうです。

 

人は人の想いに共感します。

ストーリーはベンチャーキャピタルも動かせるのです。

 

ストーリーで差別化するというのは、

実績も知名度もない後発参入者が、先行するライバル、競合と戦う際の武器、新しい技になります。

 

人の心を揺さぶる、震えるくらい共感してもらえるストーリーをもって、

先行者と差別化するというのが、2つ目の戦略、ストーリーで差別化する作戦です。

 

後発参入の実績なしの新参者の戦い方として、A銀行の新規出店というケースを例に、2つの戦略をご紹介しました。

(今頃私の後輩は週明けのA銀行へのプレゼンの準備に追われていると思います。)

 

①   まったく新しい価値基準(土俵=サブカテゴリー)を創る

そしてその新しい価値基準(土俵≠サブカテゴリー)こそが、最も重要な要素なのだという空気を作る(PRやプロモーションをする)。

②   ストーリーを伝えて差別化する。土俵を変えずに新しい技をもって戦いに挑む。

 

これは副業に取り組む際にも非常に役立つ考え方です。

副業ビジネスを始めた際、一番最初に立ちはだかるのがこの壁です。

 

実績がないから、お客さまに信用されない。

信用されないから、お買い上げいただけない。

 

2回にわたってお伝えしてきたことは、

この“後発参入実績なし”という「新参者の壁」を、ぶち抜く武器になります。

 

 

・勝負する土俵を自分の得意分野にすげ替える

・土俵を変えずに新しい技で勝負する

 

とてもシンプルな戦略です。

ぜひこの2つの方法をご自身のビジネスにこの考え方を応用してみてください。

参考書籍です。

「物を売るバカ売れない時代の新しい商品の売り方」 (ワンテーマ21)

アイロニー的なタイトルですが、

モノを売らずに、ストーリーやキャラクターで売りましょうという意味です。

今日ご紹介した以外の豊富な事例があります。

実績なし後発参入者の戦い方にとても参考になります。

 

(さらに具体的で実践的な応用については今後メールマガジンなどでお届けする予定です。)

 

最後まで読んでいただいたあなたのセンスは、きっといかしています。

ありがとうございます。